Tue, 24 Jan 2006
未踏ソフトウェア創造事業(長尾確PM)の支援を受けて開発しているピタゴラスのβ版を公開します。
Pythagoras Ver.0.15β
ピタゴラスはアイデア会議を短時間で達成するためにデザインされており、チャット部分とマインドマップ部分から成ります。ピタゴラスの特徴は、チャットログから4種類のマインドマップ(通常型マインドマップ、収束型マインドマップ、発散型マインドマップ、創発型マインドマップ)と人間関係図をリアルタイムに自動生成するところにあります。これらのマインドマップを用いれば、議論が行き詰まったときには発散型マインドマップに切り替えて新しい話題の発火点を探り、議論の収集がつかなくなったときには収束型マインドマップに切り替えて考えを整理し、考えがすっきりまとまったところで創発型マインドマップドに切り替えてこれまで気づかなかった新しい発見を試みる、といった使い方を想定しています。また、人間関係図は参加者間の発言影響力の授受関係を表しているので、議論に参加している人とそうでない人、意見を交わす間柄とそうでない間柄などを一目で把握することができます。これによって全員参加型の議論の実現を目指しています。
誰でもアカウント、スレッドを作れるようにしましたので、ぜひ一度使ってみて下さい。未踏の開発期間が終了する2月末日まではひたすら改良に努めたいと思っております。不具合、感想、アイデア、要望など、どんなことでも結構ですので、このエントリーのコメントにご意見頂けますと大変嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
matumura, 2006/01/24 05:20