松村研究室 (English page is HERE)

自己紹介

松村真宏,准教授,博士(工学)

〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-7
大阪大学大学院経済学研究科本館353号室
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1975年大阪生まれ.東京に4年,イリノイに半年住んだことがあります.趣味は軽い運動(最近は散歩くらい)と映画・お笑い番組・格闘技番組を観ることです(最近はあまり観てませんが).人の言動や社会現象の分析とモデル化に取り組んでいます.

研究テーマ

松村研究室では,複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ,さまざまな謎や疑問を徹底的に究明します。

具体的には、データマイニング,テキストマイニング,フィールドマイニング,機械学習,統計解析といった手法を駆使して,

  • 人の言動の分析とモデル化
  • 社会現象の分析とモデル化
  • に取り組んでいます.分析によって人や社会を深く理解し,そこから導かれる仮説に基づいて現象をモデル化することで将来の動向を予測し,諸問題を科学的に解決することを目指しています.

    これまで,組織運営のメーリングリストから人間関係やリーダーシップの構造を解明したり,ブログや電子掲示板などからクチコミやコミュニケーションのメカニズムを解明しています.また,形跡調査や行動観察による実空間での人々の行動分析にも取り組んでいます.

    データマイニング/テキストマイニング

    人々の活動は,購買履歴,星取り表,アンケート,ブログなどさまざまな形式のデータとして残っています.そのようなデータを分析することによって,物事の背後に潜む重要な事象や因果関係を明らかにすることに取り組んでいます.

    たとえば,メッセージ間を伝播する語に着目すれば話題のトリガーとなる語や人間関係を抽出することができますし,メッセージの背後に潜む「問い」とその「焦点」に着目すれば人々の要望や問題意識を抽出することができます.

    また,2ちゃんねるにおける盛り上がりのダイナミズムを共分散構造モデルによって表せば,アスキーアートや2ちゃんねる語などの定型的表現傾向が議論発散傾向と議論深化傾向に及ぼす関係などが明らかになります.

    このような人々の活動に関するデータを対象として,定量的・定性的に分析するためのアルゴリズムを開発したり,分析して得られた知見から社会現象を読み解いたり,実社会に役立てることに取り組んでいます.

    フィールドマイニング

    この世界は,見えているのに見ていない,聞こえているのに聞いていないことに溢れています.フィールドマイニングとは,人とモノと環境との関係を再構築するための方法論を追求する実践的な研究分野です.フィールド(生活空間)にちょっとした変化を起こすことで,人々の意識や行動がどのように変わるのかを研究しています.

    たとえば,天王寺動物園には下のような装置が何の説明もなく置かれています.この前を通りかかった子供を観察していると,ほとんどの子供はこの装置に興味を示し,そっとのぞき込んだ先に見える***(秘密.気になる人は天王寺動物園に行ってみてください)を発見して楽しんでいる様子を見ることができます.

    フィールドに変化を及ぼすものはこのような装置だけではありません.例えば,路地裏や木々の葉のこすれ合う音など,普段から目にしているモノや耳にしているオトでも,日常の風景にとけ込んでいると意識することはほとんどありません.そのようなモノやコトに意識が向くような仕掛けをちょっとつくるだけで,フィールドの魅力に気付いてもらうことができます.また,そのような魅力を積み重ねていくことでフィールドへの愛着が生まれてきます.フィールドマイニングでは,この特徴を利用して地域活性化やイベントプランニングなど未来志向のフィールドデザインに活かしています.

    阪大ニューズレター (No.39, pp.14, 2008) でも紹介されました.[PDF]

    機械学習/統計解析

    機械学習や統計解析の手法も併用して分析やモデル化に取り組んでいます.